ニュースリリース

EcoNiPass「CFP算定オプション」の提供を開始

作成者: 編集部|Jul 3, 2023, 3:00:00 AM

2023年7月3日、ウイングアーク1st株式会社と鈴与商事株式会社は、両社が共同提供していたEcoNiPassに「CFP算定オプション」を追加し、同日から提供を開始しました。

CFP(カーボンフットプリント)は、原材料の調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルまで、製品やサービスのライフサイクルに伴う温室効果ガス排出量をCO₂相当量に換算したものです。発表当時、企業にはサプライチェーン全体の排出量を算定・開示する要請が強まり、製品単位の環境情報を取引先へ示す必要性も高まっていました。

一方、製品の排出量を算定するには、自社工程だけでなく、部品や原材料を供給する企業からもデータを集める必要があります。サプライチェーンに参加する各社が算定と報告を繰り返すため、情報収集と集計に大きな作業負担が生じることが課題でした。この負担を減らすことが、オプション開発の主な目的でした。

CFP算定オプションでは、生産量と製造設備ごとのエネルギー使用量などを登録することで、製品別のCFPと設備別のCO₂排出量を算定・可視化できる仕組みが提供されました。どの工程や設備から多く排出されているかを確認し、削減策を検討する際の着眼点を見つける用途も想定されていました。

さらに、サプライヤーから部品や原材料に関する排出量データを受け取ることで、自社工程の外で生じた排出も製品のCFPへ組み込める設計でした。サプライヤー側もEcoNiPassを利用している場合は、システムを通じて関連データを共有できる設計でした。ただし、この連携にはサプライヤー側でのEcoNiPass利用とオプション契約が必要とされていました。

これにより、完成品メーカーや取引先からCFP情報を求められた際の対応を効率化し、企業間で共通のデータを使いながら削減策を検討することが期待されました。製品全体の排出量をより具体的に把握することで、自社だけでは見つけにくいサプライチェーン上の改善箇所を明らかにし、関係企業が連携して対策を進めることにもつながると考えられていました。

提供開始時の価格は、算定する製品数や対象設備に応じた個別見積もりで、利用にはEcoNiPassの基本契約が必要でした。

算定したデータを経営の判断へ

現在、当社が提供するEcoNiPassは、CO₂をはじめとする環境指標の可視化・分析に加え、削減計画の策定・管理までを支援します。CFP算定オプションで広げた製品・設備単位の視点も、EcoNiPassが積み重ねてきた歩みの一つです。当社は今後も、環境データを具体的な削減行動と経営判断につなげる基盤づくりを進めていきます。

※過去の取り組みに関する企業名、サービス内容、料金、提供状況などは、発表当時の情報です。現在のサービス情報は2026年9月時点の内容です。